
病名・症状・治療 概要

変形性膝関節症
【概要】
変形性膝関節症は膝の軟骨がすり減ることで、膝の痛みや腫れ、膝関節の変形などが生じる病気です。日本全体での患者数は約2500万人(男性約900万人、女性約1600万人)と推定され、多くの方が膝の痛みや歩きにくさに悩まされています。
【症状】
- 歩き始めの1歩目が痛い
- 階段の昇り降りがつらい
- 膝が伸び切らない、曲がらない などの症状が現れます。
【治療】
まずは保存療法(手術以外の治療)が選択される事が多いです。
- リハビリテーション 筋力や柔軟性を高めたり、膝の炎症を緩和します。
- 薬物療法 痛み止めのお薬や湿布を処方したり、膝関節内にヒアルロン酸や痛み止めの注射をします。
- 装具療法 膝のサポーターや靴の中敷き(足底版)を作成します。
- 減量 体重を減らし膝への負担を軽減します。
上記の保存療法で効果がない場合には手術を検討します。

腰部脊柱管狭窄症
【概要】
腰の神経が通るトンネル(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されて生じる病気です。60歳以上の方の約15~20%に腰部脊柱管狭窄症が認められると推定されています。
【症状】
- 腰痛 ある方が多いですが、全く腰痛がないこともあります。
- 下肢の痛みやしびれ 特におしりから太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みが出現することが多いです。圧迫される神経の部位や圧迫の強さで症状は異なります。
- 間欠性跛行 歩き続けると足がしびれたり、痛くなって長時間の歩行ができなくなります。少し休むと再度歩くことができます。
- 下肢麻痺 重症になると足の筋力が低下してきます。
- 膀胱直腸障害 重症になると失禁などの排尿障害が出現します。
【治療】
まずは保存療法(手術以外の治療)が選択される事が多いですが、重症な症状がある場合は初期から手術療法を選択します。
- リハビリテーション 筋力や柔軟性を高めたり、腰部の炎症を緩和します。
- 薬物療法 痛み止めやビタミン剤、神経の血流を改善する薬などを処方します。
- 装具療法 状況に応じてコルセットなどの作成を検討します。
- 神経根ブロック 神経に直接注射を行います。神経根ブロックは痛みを緩和する治療であり根本的に狭窄を改善する治療ではありません。そのため神経根ブロックが数か月にわたって効果がある患者様の割合は約50~60%程度と報告されています。
上記の保存療法で効果がない場合には手術を検討します。

肩関節周囲炎
【概要】
一般的に「五十肩」と言われる病気です。肩関節に起こった炎症により、肩の痛みや肩の動かしにくさが生じます。40歳以上の約2~5%に肩関節周囲炎が認められると推定されています。
【症状】
- 肩の痛み ズキズキとした強い痛みがあります。夜中に痛くなる夜間痛も特徴的です。
- 肩の動きの制限(可動域制限)肩が動かしにくく、髪を洗えない、後ろに手を回せないなどの症状が出現し日常生活に支障がでます。
【治療】
まずは保存療法(手術以外の治療)が選択される事が多いです。
- リハビリテーション 筋力や柔軟性を高めたり、肩の炎症を緩和します。また動きにくくなった関節の可動域を広げていきます。
- 薬物療法 痛み止めのお薬や湿布を処方したり、肩関節内にヒアルロン酸や痛み止めの注射をします。
- 授動術(サイレントマニュピュレーション) 麻酔で痛みを感じない状態にしたうえで、医師が固まった肩関節を動かし、肩のこわばり(癒着)を剝がします。
上記の保存療法で効果がない場合には手術を検討します。
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治療機器を用いた物理的療法
治療機器使用の段階から積極的に
改善提案をいたします。

理学療法士によるリハビリ治療
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